高知県南国市の工房で
ひとつひとつ生産されている
ソフビキット
ソフビの成型は、金型に液体状のソフビ樹脂を流し込み、外側から高温の溶けたパラフィンで焼いて薄皮を作り、まだ柔らかいうちに金型から引き抜いて作っています。
意外とアナログなやり方なんですね。
柔らかいうちに人力で気をつけながら調整して引き抜くため、少々のアンダーテーパーや入り組んだディテールも再現することができるのです。
この成形方法をスラッシュ成型といい、比較的少数の精密モデル生産に向いていると言われています。
ソフビレガシーは高知県南国市のソフビ工房でスタッフがひとつひとつ生産しています
それぞれの製品によって、焼き時間や抜き方のクセやコツがあり大量生産がしにくいですが、原型に忠実なソフビ模型を作ることに注力して成型を行っています。
金型が作られてからすでに30年が経過したものが多く、中には壊れてしまったものもあります(修理できるものはしているのですが)。一度失われると、二度と生産ができなくなるものが多いため、もしかつての名作を手にしたいと思ったら、見つけたときに入手することをおすすめします。